ブログBLOG

建設業者が活用しやすい補助金とは?設備投資の具体例と選び方

建設業者が活用しやすい補助金とは?設備投資の具体例と選び方

建設業では、人手不足への対応や作業時間の短縮、安全性の向上を目的として、新しい機械やITシステムの導入を検討する場面が増えています。

しかし、設備を導入すれば必ず補助金を利用できるわけではありません。制度ごとに目的が異なるため、「何を購入するか」だけでなく、「導入によって会社がどう変わるか」を明確にすることが重要です。

この記事で分かること

✅ 建設業者が検討しやすい主な補助金
✅ 建設業における設備投資の具体例
✅ 自社に合った補助金を選ぶポイント

1.建設業者が検討しやすい主な補助金

2026年時点で、建設業者が設備投資や業務効率化に活用を検討しやすい主な制度は次のとおりです。

補助金主な活用目的
中小企業省力化投資補助金人手不足の解消や作業の自動化
新事業進出・ものづくり商業サービス補助金新製品・新サービスの開発や新事業への進出
デジタル化・AI導入補助金業務効率化に必要な登録ITツールの導入
小規模事業者持続化補助金販路開拓や集客、それに伴う業務改善

中小企業省力化投資補助金には、登録された汎用製品を選ぶ「カタログ注文型」と、自社の現場に合わせた設備・システムを導入する「一般型」があります。

一方、新事業進出・ものづくり商業サービス補助金は、単なる設備更新ではなく、新しい工法やサービスの開発、新分野への進出などにつながる取組に適しています。

デジタル化・AI導入補助金では、対象として登録されたソフトウェアやクラウドサービス等を、登録IT導入支援事業者と一緒に申請します。

2.建設業における設備投資の具体例

建設業者が検討できる設備投資には、次のような例があります。

省力化・生産性向上につながる設備

・鉄筋の自動切断機や自動曲げ装置
・測量作業を効率化する3Dスキャナー
・ICT機能を備えた建設機械
・資材の運搬や荷役作業を省力化する設備
・遠隔操作や自動制御に対応した機械

例えば、鉄筋加工を手作業から自動化し、作業人数や加工時間を減らす取組は、省力化投資との相性が考えられます。

新しいサービスにつながる設備

・3D計測を活用した建物・構造物の調査サービス
・デジタル測量と設計データを連携させた施工サービス
・新しい工法や高付加価値施工に必要な専用機械

新たな顧客層へサービスを提供する場合や、従来とは異なる事業へ進出する場合は、新事業進出・ものづくり商業サービス補助金を検討できる可能性があります。

ITツールの導入

・工事原価や案件を管理するシステム
・見積書、請求書を作成するソフト
・施工管理や工程管理のクラウドサービス
・勤怠管理や給与計算システム
・顧客情報や営業状況を管理するツール

ただし、デジタル化・AI導入補助金では、補助対象として事前登録されたITツールから選ぶ必要があります。

3.自社に合った補助金の選び方

補助金を選ぶときは、導入したい設備から探すのではなく、最初に自社の経営課題を整理しましょう。

人手不足や作業時間の削減が課題なら省力化投資補助金、新しい工法やサービスを始めるなら新事業進出・ものづくり商業サービス補助金、事務作業の効率化ならデジタル化・AI導入補助金というように、目的から制度を選びます。

また、次の点も事前に確認が必要です。

・自社が補助対象者の要件を満たしているか
・導入する機械やソフトが補助対象経費に該当するか
・賃上げや付加価値額などの要件を達成できるか
・必要な自己資金を準備できるか
・補助事業の実施期間内に納品と支払いが完了するか

補助金は原則として後払いです。また、多くの制度では、交付決定前に契約・発注・購入した設備は補助対象になりません。採択されても、交付決定を確認する前に発注しないよう注意しましょう。

単なる古い機械の買替えや、売上・生産性向上との関係が説明できない設備投資は、対象外となったり、審査で評価されにくくなったりする可能性があります。

まとめ

建設業者が設備投資を行う場合、省力化投資補助金、新事業進出・ものづくり商業サービス補助金、デジタル化・AI導入補助金などを検討できます。

大切なのは、欲しい設備に合う補助金を探すだけでなく、「人手不足をどの程度解消できるか」「作業時間がどれだけ短くなるか」「どのような新サービスを提供できるか」を具体的にすることです。

制度によって対象設備や申請要件、公募期間が異なるため、必ず最新の公募要領を確認し、発注前から計画的に準備を進めましょう。

【関連記事】

・「補助金は契約・発注後でも申請できる?申請前に知っておきたい注意点」


・「補助金の採択後に必要な手続きとは?交付申請から実績報告まで解説」

建設業許可申請、産業廃棄物収集運搬許可申請、経審・入札参加実務サポート、特定金属くず買受業の届出などの許認可申請・届出に関するご相談は、大阪府四條畷市のSeeds行政書士事務所にお任せください。
補助金申請や会社設立のサポートにも対応。
四條畷市/大東市/交野市/守口市/寝屋川市/枚方市/東大阪市/生駒市/奈良市 を中心に全国からご相談いただいております。
初回相談60分無料。オンライン相談対応。土日祝・夜間対応(要予約)
Seeds行政書士事務所のホームページはこちら

著者 行政書士
松原 尚美
Seeds行政書士事務所
大阪府四條畷市

建設業・産廃業などの許認可申請から、補助金活用・経審・入札参加支援まで、事業の成長をトータルで支援しています。
自身の入札参加や補助金活用の経験を活かし、許可取得後の事業展開や公共工事への参入、設備投資に向けたご相談まで、実践的なサポートを心掛けています。
初めての方にも分かりやすく、女性行政書士ならではの丁寧な対応を大切にしています。

些細なことでも遠慮なくご相談ください

  • 初回相談
    60分無料
  • オンライン相談
    対応
  • 土日祝・夜間
    対応(要予約)

pagetop